04-03-2012, 02:10 PM
先日リリースいたしましたCurlモバイル開発ツールの「Caede 」について、少し分かりにくいかもしれませんので仕組みと構成を説明したいと思います。
「Caede」は、Curl言語でモバイルアプリケーションを作るための開発ツールです。この「Caede」は大きく分けて3つの機能「1. トランスレータ」、「2. ライブラリ」、「3. フレームワーク」で構成されています。それぞれについては以下のようです。
1. トランスレータ
トランスレータは、Curl言語で記述されたソースコードをAndroidやiOSなどのモバイル上で動作させるため、CurlのソースコードをHTML/JavaScript/CSSのコードに変換し、WebKitというAndroidもiOSも持っているレンダリングエンジンでコード解析され、アプリケーションが動作します。開発者は、変換されたコードを参照したり、そこにコードを追加することなく、Curl言語のみ記述すればアプリケーションを開発できますので、あまりトランスレータは意識する必要はありません。
2. ライブラリ
ライブラリは、変換後コードにCurl言語のAPIと同様の動きをさせるためのあらかじめ用意されたAPI群になります。内部的にはこれはHTML/JavaScript/CSS+Java(Android)/Objective-C(iOS)にてコーディングされており、変換されたコードからアクセスされることになります。こちらも開発者はHTML/JavaScript/CSS/Java/Objective-Cを意識することなく利用できます。さらにCurl標準APIに加え、モバイル特有の機能(GPS、加速度センサー、カメラ、ローカルデータベース、GoogleMapなど)も用意されております。
3. フレームワーク
開発をスムーズに実施するための機能として、UI部分(グラフィッククラス)とロジック部分(スクリーンクラス)を分離した仕組みを提供しています。画面遷移などのAPIもこの中に含まれます。
Caedeアプリケーションは、上記3つを使うことで開発できますが、もう少しCaede開発をスムーズに行うために、Android用にCaede Eclipse Plugin (Caede Development Tools For Eclipse)を用意しています。これにより、インストール作業・プロジェクト作成・ビルド(トランスレート)を容易に行うことができます。
インストール時には、Caede Eclipse Pluginのみならず、Android開発に必要なADTやAndroidSDK、Curl言語開発に必要なCDEをすべてインストールすることができます。(iOSは別の方法で提供する予定です。)
Caedeプロジェクト作成時には、必要な設定やファイルなどを、Androidプロジェクトを含めて、すべて一式一気に作成してくれます。また、このプロジェクトを使ってコーディングをしていくと、保存時に自動的にトランスレートも行ってくれます。(もちろん手動でも行うことができます。)
以上がCaedeとCaede Eclipse Pluginの説明となりますが、もしご質問等あれば、コメントください。
また、今後リリースごとに機能を追加していく予定です!
「Caede」は、Curl言語でモバイルアプリケーションを作るための開発ツールです。この「Caede」は大きく分けて3つの機能「1. トランスレータ」、「2. ライブラリ」、「3. フレームワーク」で構成されています。それぞれについては以下のようです。
1. トランスレータ
トランスレータは、Curl言語で記述されたソースコードをAndroidやiOSなどのモバイル上で動作させるため、CurlのソースコードをHTML/JavaScript/CSSのコードに変換し、WebKitというAndroidもiOSも持っているレンダリングエンジンでコード解析され、アプリケーションが動作します。開発者は、変換されたコードを参照したり、そこにコードを追加することなく、Curl言語のみ記述すればアプリケーションを開発できますので、あまりトランスレータは意識する必要はありません。
2. ライブラリ
ライブラリは、変換後コードにCurl言語のAPIと同様の動きをさせるためのあらかじめ用意されたAPI群になります。内部的にはこれはHTML/JavaScript/CSS+Java(Android)/Objective-C(iOS)にてコーディングされており、変換されたコードからアクセスされることになります。こちらも開発者はHTML/JavaScript/CSS/Java/Objective-Cを意識することなく利用できます。さらにCurl標準APIに加え、モバイル特有の機能(GPS、加速度センサー、カメラ、ローカルデータベース、GoogleMapなど)も用意されております。
3. フレームワーク
開発をスムーズに実施するための機能として、UI部分(グラフィッククラス)とロジック部分(スクリーンクラス)を分離した仕組みを提供しています。画面遷移などのAPIもこの中に含まれます。
Caedeアプリケーションは、上記3つを使うことで開発できますが、もう少しCaede開発をスムーズに行うために、Android用にCaede Eclipse Plugin (Caede Development Tools For Eclipse)を用意しています。これにより、インストール作業・プロジェクト作成・ビルド(トランスレート)を容易に行うことができます。
インストール時には、Caede Eclipse Pluginのみならず、Android開発に必要なADTやAndroidSDK、Curl言語開発に必要なCDEをすべてインストールすることができます。(iOSは別の方法で提供する予定です。)
Caedeプロジェクト作成時には、必要な設定やファイルなどを、Androidプロジェクトを含めて、すべて一式一気に作成してくれます。また、このプロジェクトを使ってコーディングをしていくと、保存時に自動的にトランスレートも行ってくれます。(もちろん手動でも行うことができます。)
以上がCaedeとCaede Eclipse Pluginの説明となりますが、もしご質問等あれば、コメントください。
また、今後リリースごとに機能を追加していく予定です!