04-04-2012, 04:52 PM
Caede Eclipse plug-in は、Eclipse 上での Caede アプリケーション作成を支援するプラグインです。
この記事では、そのために提供される機能について簡単にご紹介したいと思います。
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その前に、プラグインのインストール方法などについて知りたい方は、以下のページをご覧ください。
http://caede.curl.com/ja/gettingstarted_all.html
Caede plug-in を使うためには、
- Curl Development tools for Eclipse(CDE)
- Android Development Tools(ADT) Plugin + Android SDK Tools (Rev. 17)
既にインストール済みの場合は、アップデート等が必要になります。
なお、Android関連モジュールをアップデート後に既存のAndroidプロジェクトが起動しない時は、
以下のページにあるRev.17での仕様変更が原因になっていることが多いようです。
http://tools.android.com/recent/dealingw...idprojects
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さて、Caede plug-in が提供する(予定の)機能として、現状主だったものは次の3つです。
- Caede プロジェクト (リリース済み)
- Caede Builder (リリース済み)
- 動的な構文・APIのエラーチェック
Caede プロジェクト (βにてリリース済み)
Caedeアプリケーションを作成するために必要なリソースをすべてまとめて、ひとつのEclipseプロジェクトとして扱うことが出来ます。
簡単に言うと、
Caede プロジェクト = Curl プロジェクト + Android プロジェクト + Caede アプリ用ライブラリ
という感じです。
加えて、これまでは手作業で行っていた、例えば
- Curl プロジェクトへのフレームワークのデリゲート
- Android プロジェクトのManifest設定
などを含む諸々の設定が自動で実施されるようになるのでかなりの手間を省けます。
さらに、Caedeプロジェクト上では Caede Builder と動的エラーチェック(予定)が利用可能です。
Caede Builder (βにてリリース済み)
トランスレータが Builder として提供されます。
(トランスレータについての詳細は、http://communities.curl.com/showthread.php?tid=459 )
これにより、CaedeトランスレータによるCaedeアプリへのトランスレートが自動ビルド時に行われますので
GUI ツールでの手動トランスレート作業が必要なくなります。
もちろん、Eclipse のメニュー Project -> Build Automatically での自動トランスレートのオン/オフの設定も可能です。
今後はオン/オフのみではなく、自動トランスレートのタイミングの指定を可能とする予定です。
動的な構文・APIのエラーチェック
CDE が提供している CPA (Curl Program Analyzer) によるリアルタイムの構文・APIのエラーチェック機能の Caede 版です。
Curl では使用できるが、Caede ではサポートしていない API などをコード中からピックアップしてレポートしてくれます。
β版現在では、トランスレート実行時にエラーチェックを実施し報告するという形を取っていますので、この機能が実装されればより開発の手間が省けるかと思います。
エミュレータ
現在、Androidなどのエミュレータを使ってデバッグするようになっておりますが、将来はCurlアプレットとして実行できるようにして、Androidなどのエミュレータを利用することなくデバッグできるようにしていきたいと考えております。
VLE(Visual Layout Editor)
Curlが持っているレイアウトエディタ(VLE)上で、モバイルアプリケーションのUIを構築することができるようにしたいと考えてます。これによりコーディングなしでUI開発ができるようにしたいと思います。
さらに今後は、開発者の操作手順を1つでも減らすように機能追加をしていく予定です。
すでにリリースされている機能についても、パフォーマンスや安定性の向上を図っていきますのでお楽しみに。