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その1:Caedeの前にそもそもCurlって? - hmino - 03-22-2012 こんにちは。マーケティングの三野です。 昨年11月末にCurlのモバイル開発環境の「Caede」Preview版をリリースさせてもらいましたが、そもそもCurlのRIA/デスクトップ版って?とか、モバイル版の「Caede」の違いって?という質問を最近よくうけますので改めて説明させていただきます。 まずはRIAのCurlから。 そもそもCurlってなに? Curlは1995年にアメリカ国防総省の1機関である、DARPA (国防高等研究計画局(こくぼうこうとうけんきゅうけいかくきょく、Defense Advanced Research Projects Agency) とMIT(マサチューセッツ工科大学、Massachusetts Institute of Technology) との共同で研究開発されたIT技術です。 DARPAの主な活動は「最先端科学技術の速やかな軍事技術への転用(wikipediaより)」とのことなので、もしかするとCurlは・・・。というのは皆さんのご想像にお任せするとして、DARPAは今のインターネットの原型であるARPANETなどを開発したことでよく知られています。 現在はCurlは弊社SCSKのものであり、国内およびアジアを中心に製品開発およびマーケティング、販売を行っています。 で、Curlの中心となる技術製品は大きく分けて3つあります。
Curl言語 Curl言語の特徴はオブジェクト指向やテキスト記述、スクリプト、マクロ記述、イベントドリブンなど様々ありますが、実はCurlっていう名前はCurl言語の中に出てくる{}(中括弧)から名前がついたんですよ。英語でCurly Bracketっていうからです。 Curl言語の目指したところは現在ある開発言語で出来るものはすべてCurlで実現できることです!(すべては言い過ぎかー?) ですからレイアウト記述、画面定義からビジネスロジック、はたまた2D、3Dやアニメーションまで含めて記述出来るようになっています。開発言語として初めて覚えた言語がCurlというラッキー(?)な新人技術者曰く、Curl覚えると、他の言語はすべて理解できてしまうとまで言っています。それぐらい色々な言語のいいとこ取りをしているということです。 ちなみにもし、もっと深く知りたいという方は今なら間に合う!キャンペーンでタダでE-Leaningアカウントをゲットしてしまいましょう! http://www.curlap.com/campaign/caede/wbt/ Curl RTE CurlRTE は最初のころは「Surge」という名前でしたが、RIA/デスクトップアプリケーション用の実行エンジンのことです。 たとえばAdobeさんの製品であればFlash Player、またMicrosoftさんでいえば.NETFrameworkのような位置づけです。 しかし、CurlRTEは他の製品とは違います。大きな特徴はJIT(ジャストインタイムコンパイラ)が内蔵されているところです。 上記のCurl言語で記述したソースコードをPC上でCurlRTEがコンパイルしてアプリケーションを生成します。 このアーキテクチャを取ることでWebサーバー上では1つのソースコードで管理ができるようになっています。 また、CurlRTEでコンパイルされたアプリケーションはデスクトップアプリケーションと同じようにPCのCPUやメモリを使用して操作するのでリッチでパワフルなアプリケーションが作れるというわけです。 Curl IDE/CDE 開発環境ではCurl IDE(今ではClassic IDEともいいます。)というものが当初からありました。実はこれも1つのCurlアプリケーションで、Curl言語で作られた開発環境です。 EditorはもちろんのことグラフィカルツールのVLE(Visual Layout Editor)や便利なヘルプまでついています。 それから、OSSの普及とともに開発環境にもディファクトというか多くの開発者の方が使っているEclipseへの対応ニーズが高まってきて、EclipseのプラグインとしてCDE(Curl Development Tools For Eclipse) というものをリリースしました。どちらも基本機能は同じですが、CDEのほうがコード補完や即時エラー検出、ソース解析機能などかなり強化されていますので、現在ではこちらをお勧めしています。ただ、Eclipseってちょっと重いですけどね。 上記3つはすべてPCで動作するRIAアプリケーションをターゲットにしてきまして、かなり複雑なエンタープライズアプリの多くにCurlが採用されてきておりますが、2000年以降の爆発的なモバイル端末の普及からモバイル端末でのCurlアプリケーションの実現を模索してきたわけです。 もうちょっと詳しく知りたいという方はHPを見てくださいね。 http://www.curlap.com/products/ ということで、今回はここまで。 次回はCurlの強みとか弱みとか特徴とかお話していきたいと思います 三野 |