07-19-2011, 05:59 PM,
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ITアーキテクト「エンタープライズ・リッチクライアント」セミナーレビュー
2008年3月18日(火)に行われたITアーキテクト主催の「エンタープライズ・リッチクライアント」で講演をしてまいりました。
講演資料のダウンロードはこちら。 ”リッチクライアント”というキーワードだけで300人もの方が来場いただいたことは驚くべきことだと思います。”リッチクライアント”の広がりも本格的なものになってきましたね。 私の講演は最後から2番目で「エンタープライズシステムに求められる真の操作性とは?」というお題目でやらせていただきました。 しかし!!、来場された方はご存知だと思いますがアプリケーションのデモの途中で遠隔操作用のキーボートが使用できない状態になり、5分ほど中断する事態となってしまいました。大変お見苦しいところをお見せしまして申し訳ございませんでした。 お見せしたアプリケーションは株式会社NTTデータビジネスブレインズ様が提供するガラス工事見積システム「GLazier(グレイザー)」でした。 こちらのアプリケーションはエンタープライズシステムの操作性を体感できるもので、ユーザーの”高生産性”を実現できるものです。すべての操作が基本的にキーボードのみで実現できることにくわえて、帳票作成、印刷まで含めて一環してCurlで作られています。 講演でお伝えしたかったことはやはり現実的に考えてコンシューマ向けアプリケーションと企業内・企業間におけるアプリケーションは目的が違うためユーザーインタフェースにも違いがあるということです。”高生産性”を実現するためのユーザーインタフェースを是非みなさんにも追求していただきたいと思っています。 また、企業システムはユーザーインタフェースが良くなるだけでは要件を満たせないということもお伝えしました。講演の中では昨今問題になっている”個人情報漏洩”についてお話させていただきました。企業システムはリッチクライアントによってより”高生産性”を実現していかなければなりませんがそれと同時に”高セキュリティ”も実現しなければなりません。 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会による調査では2006年度に993件の情報漏洩インシデント数となり情報漏洩人数としては22,236,576人にもなると報告されております。また興味深いのは情報漏洩の原因として「内部犯罪内部不正行為」が圧倒的に多いことです。 これをユーザーインタフェースの観点から考えますと以下の漏洩対策が必要になります。 ・印刷の無効化または印刷ログの管理 ・ハードコピーの無効化またはログの管理 ・アプリケーション(ソースやコンテンツ)のローカルディスクへの保存の無効化 ・アプリケーション内に表示された情報のコピー・ペーストの無効化 これらの制御をすることはWebブラウザ上に表示されたアプリケーションでは制御することができません。(がんばればできるかもしれませんが) またこれらの制御を備えたユーザーインタフェースを提供した場合、せっかくの操作性が失われてしまうことがほとんどだと思います。これらのセキュリティ対策を実現した上で”高生産性”を実現することが”エンタープライズ・リッチクライアント”の要件でもあります。 セミナーでは簡単な”情報漏洩対策デモ”をお見せしましたが、上記のセキュリティ機能を実現しながら生産性の高いユーザーインタフェースがCurlでは実現できます。 そのほかにも様々な要件がエンタープライズにはありますが、また別のセミナーや当ブログで詳しくお伝えしていきたいと思っています。 是非みなさんもエンタープライズシステムにおける要件を考えていただいてセミナーテーマである”真の操作性”を追求していただればと思っています。 では。 |
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